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【世界遺産】百舌鳥・古市古墳群の「マイナー古墳」を歩く




どうも!古墳大好きライターのコフンねこです。



最近、世界遺産登録で「古墳」が話題ですよね。



当然のことながら、世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群を訪れる観光客数はますます増加中とのこと。


日本最大の「大仙陵古墳(仁徳陵古墳)」(百舌鳥古墳群)

でも、みんなが知っているのは大古墳だけ。結局日本一大きいと言われる「大仙陵古墳(仁徳陵古墳)」を見て満足〜みたいな感じらしいんです。



……大型前方後円墳だけが古墳じゃありません。数々の巨大古墳がひしめく百舌鳥・古市古墳群にも、「一見残念に見えるけどすご〜い古墳」がいくつか存在しています。




それを皆さんに知ってほしい!




てなわけで、古墳マニアのコフンねこと一緒に、マイナー古墳へレッツゴー!




1.塚廻古墳(百舌鳥古墳群)

日本第一位の大きさを誇る、あの大仙陵古墳(仁徳陵古墳)!


道路左脇の繁みが大仙陵古墳です!

の横にある小さな古墳が今回紹介する最初のマイナー古墳・塚廻古墳(つかまわりこふん)です。直径32m、高さ5.1mの円墳。可愛いサイズの丸い古墳。


塚廻古墳の解説看板

大仙陵古墳の被葬者(お墓の主)の家来か近親者……が眠っている陪塚(ばいちょう)とされています。



注目すべきはその立地!


後ろのこんもりしているのが古墳です

なんと民家の真裏なんです。



民家じゃない側はなんと駐車場


後ろのこんもりしてるのが古墳です(二回目)

狭いスペースにギリギリ保存されてる感じ……たまんねえぜ……?



道行く人みな、“これが古墳だ”なんて気づいてすらいないようでした。かわいそうに。



小さくて目立たなくて民家と駐車場に囲まれている残念な塚廻古墳ですが、中身は豪勢だったようで……



勾玉をはじめとする大量の副葬品(お供え物)が見つかったのだとか。コレは侮れない。




2.寺山南山古墳(百舌鳥古墳群)

寺山南山古墳(てらやまみなみやまこふん)は、日本第三位の大きさを誇る上石津ミサンザイ古墳(履中陵古墳)……のすぐそばに接している古墳です。


上石津ミサンザイ古墳(履中陵古墳)

道沿いに解説看板を発見できるのは良いのですが……




いや、どこ?











よくよく目を凝らして見ると、



わかりにくい!!!



実はこの寺山南山古墳、長い年月を経て結構ボロボロに破壊されています。ポケモンのHPで言う黄色くらいかな。だから随分と小さく見えるらしい。



元々は34m×45mほどの長方形を成す、そこそこのサイズの方墳(四角い古墳)でした。



墳丘からは日本最古級の須恵器(古墳時代〜の朝鮮系土器)レアな埴輪が見つかったそうな。中々面白い古墳なんです……




3.誉田丸山古墳(古市古墳群)

日本で二番目に大きいとされ、なおかつ体積では日本一と言われる誉田御廟山古墳(応神陵古墳)。



道路から少し奥に入ったところに、宮内庁が設けた「拝所」があります。


誉田御廟山古墳の入り口

拝所












気づきました?



小見出しにある誉田丸山古墳(こんだまるやまこふん)はもう既に登場しているんです。









正解は……



コレ。




「ただの森かと思った」




誉田御廟山古墳目当てでやってきた人の9割は見落としそう。



一応これでも誉田御廟山古墳の解説看板の余りのスペースにて紹介されてるんですよ!



金銅製の馬具(乗馬用の金具)が出土していて、なおかつそれが国宝に指定されているとのこと。見落とすのがもったいないくらいスゴイ古墳です。一応。




4.盾塚古墳跡(古市古墳群)

百舌鳥・古市古墳群って本当に古墳だらけでして、少し前までは結構普通にブッ壊されることもありました。



全長88mのそこそこ大きな帆立貝式古墳だった盾塚古墳(たてづかこふん)も、1955年の団地造成工事で破壊されてしまったんですが……



なんと、公園として復活!?











いや、土を盛って墳丘を復元したのはいいけどさ。



色々中途半端すぎません?




仕方なく壊したなら別に復元する必要なんてないし、復元するならもっとしっかり山を作ってあげないと……と思うのは僕だけでしょうか。



薄い。復元墳丘とそれに対する思慮があまりにも薄い。



公園の遊具のパンダさんも悲しそうな目で古墳を見つめています。



なんだお前。




5.赤面山古墳(古市古墳群)

赤面山古墳(せきめんやまこふん)は古市古墳群のトップオブマイナー古墳です。マイナーすぎて逆に有名かも。



と言うのもですね……



はい。赤面山古墳は、なんと自動車専用道路の真下に立地しているんです。



決して「工事のときに余った土」じゃないよ。一応ちゃんとした古墳です。最近の調査でようやく埴輪も見つかりました。



1辺15mほどの小さな方墳と思われていた「工事の土」……いや、赤面山古墳。ちゃんと調べてみたら25m四方と判明。大きくなったぞ。



ところでこの赤面山古墳には解説看板が一切用意されていません。



理由はおそらく、「書くことがあんまりないから」。かわいそすぎない?



「道路の真下」…立地だけが赤面山古墳のアイデンティティなんです。残念ながら多くの古墳が破壊されてしまった中で、なぜ赤面山古墳は残れたの?



こんなに馬鹿にされたら、赤面山古墳の被葬者(お墓の主)はさぞ顔を真っ赤にして怒るでしょうね。



あっ、だから赤面山……?(違う)




マイナー古墳は愛おしい

古墳といえば大きな前方後円墳!



そのイメージも決して間違ってはいません。僕も大きい古墳大好きです。



でもね、古墳の真髄ってマイナー古墳にこそあると思うんですよ。



大きい古墳はその巨大さ故に調査が進んでいないことが多く、詳細不明な場合が多いんです。



一方で小さな古墳はしっかりと調査されていて、なおかつ規模の割にとんでもなく豊かな副葬品(お供え物)が検出されることもあります。



あと、あまりに大きい古墳って周囲に溶け込みにくいじゃないですか。その点マイナー古墳は地域の生活と共に存在している気がします。地元に愛されてる感じ。



何度か述べたとおり、マイナーで小さな古墳は常に破壊の危機に瀕しています。



世界遺産になった以上は工事などで破壊を受けることもないとは思いますが、大事なのは100年後1000年後




我々の子孫にどうやって歴史遺産を伝えていくべきか?




たとえ道路の真下になっても保存されることに決まった赤面山古墳などのマイナー古墳が、そのヒントを与えてくれるのではないでしょうか。



それでは、みなさんもマイナー古墳巡りをしてみてくださいね。


(コフンねこ)


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